五穀米のお気に入りの歌一覧
光源氏
夢と見るほどぞはかなき命ならばとどむる露を如何にはらふや
10
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舞
肩揉めと揉みがいもなき痩せた背を預けて覚める夢彼岸明け
4
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falcon
継続とゼロの間を揺れ動く振り子の刻む時のむなしさ
6
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環
島じまを束ねた水上帝国の王たる黄金色の睡蓮
4
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紫苑
かうもりのやうに袂をひるがへし僧の彼岸にバイクを駆りぬ
11
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高島津 諦
比喩でしか語れないことをいつまでも考えていて閉めぬカーテン
4
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善田真琴
つきとわれつきづきしとぞおもはるるひかりはなてぬひとしなければ
3
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浅草大将
くしろつく答志の島に月いでて浪間ただよふ小舟ほの見ゆ
11
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光源氏
夢路にぞ濡れるばかりの夕顔にかぎりの月はせつなくゆらき
11
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遠井 海
グダグダを「愚だ愚だ」とするパソコンは愚かな我を見抜いておりぬ
7
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もなca
秋の田に風吹き抜けてさわさわとなびいて揺れる黄金の稲穂
14
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只野ハル
リミッターを解除しろスレッショルドを超えてみろだと深酒するか
2
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桜園
こぼれ種の鶏頭咲けりこの花を好み描きし子規の忌過ぎたり
16
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環
南京の街を歩めば路地裏に干されし服の青・緑・青
10
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環
新宿へむかふ車窓に目をあけてゐるひとと目をとぢてゐるひと
7
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恣翁
村雨の無かりしごとく虹懸かり 村夕映えに染まれるばかり
18
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恣翁
嵩を増し 波の跳ぬるに驚きて 白鷺立つも 複た下りてけり
18
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光源氏
いとせめて枕にちかき秋萩を返してぞ待つ夢のいざなひ
4
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舞
菊ひとつ浮かべもせずに酌む酒の沁みわたりゆく重陽の夜
9
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紫苑
立ち呑みの屋台おりなす濃き影にまぎれて呷るよるべなき酒
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