うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
咲き誇るコスモスの横に見まがえて 誰も刈らないひつじのこがね
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詠み人知らず
干し柿の 連なる軒を 走っては 大根あれば 歳の差失せて
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滝川昌之
皿洗いから始めます師匠たる家庭料理を妻に習えば
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痴光山
秋日沁む畑に剪られし茶の垣根籠められたるも花のそこここ
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呼吸
秋思てふ語を借りずとも憂鬱な朝のかれのに飛行機のおと
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呼吸
休職をしては病を治すべし荒れた息して皿洗うなり
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呼吸
本日はそうそうに寝てしまおうと蒲団に入り 夢へと入り
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呼吸
何事も心配ないと口ごもり 口ごもりつつ雨を見ていた
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呼吸
しずかなる枯野にひとり夢のぞみ逝きし芭蕉をしずかに想う
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ななかまど
無口なる時もの考えるわけでなく音たててただ柿の種喰む
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へし切
秋暮れてしぐれに濡るるもみぢばはただ老い人のたもとなりけり
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聴雨
蕭蕭と天のめぐみの雨は降る名殘れるあをき穭にも降る
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音蔵 雅秀
愛し子は 面会終へて バイバイと 父の出す手を おずおず握る
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音蔵 雅秀
老舗店 終ふ時のみ 馳せ騒ぐ 物見遊山の 人の気まぐれ
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和竹
泣き喚き目が覚めてみれは腹は減り朝日に向かって坂を上がり行く
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音蔵 雅秀
人の盾 隠るハマスは 人命を コバエほどにも 思ひおらずや
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音蔵 雅秀
母病 引き揚げ無理と 言はれども 共に帰国せし 父の決断
4
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音蔵 雅秀
芳しく 見事に咲きし 他人の花 眺むるべきを 吾は手折りぬ
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舞
酒呑めば徒らに酔い恋するも奪うを知らぬまだ若きころ
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び わ
妻共にインフルエンザ対策で予防注射を受けに病院
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