うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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薪
かすかなる刺繍レースの衣擦れは きみの幸せ あふれた合図
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渡 弘道
胸に鳴り響く発車のベル貴方との七年も春のそよ風
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へし切
あらぬ世も逢ひ見むとてと契りきなかたみに袖をしぼり寝ぬらめ
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痴光山
街を貫き在に鎮める路の辺に紅、白、蠟梅清浄に闌く
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谷真澄
いまはただ言葉は要らぬ抱き締めて吾のことのみを見つめればよい
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谷真澄
時よ、時昔の二人に戻せぬならばせめて歩みをしばし止めて
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谷真澄
引き返す？いまさらそれができようか？去年の我を君、返せるか？
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音蔵 雅秀
膝つぼで 笑顔振りまく愛し子は 帰り延ばした父を歓ぶ
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音蔵 雅秀
コロナ禍よ いつまで吾等を苦しめる 負けはしないぞ 明けを信じて
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音蔵 雅秀
千切れ雲 親雲離れ流れゆく 物哀しかな 春待つ空も
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音蔵 雅秀
最後には 殺し合うのに 人類が 科学技術を無免許運転
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音蔵 雅秀
光る蘭 生み出し得意 研究者 遺伝子操作 慎重たるべし
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兎桃
レジ袋いりませんよと伝えれば無料ですよと怪訝な顔で
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兎桃
唐国の香椿のごと臭うらし椿象の名を調べてみれば
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舞
ライラック 一房愛でし たなごころ もう記憶のみ 残る花の香
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舞
古き家のさら地となりて雪のみのリラ咲く庭も愛ず人もなく
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兎桃
生き延びしカメムシ灯下に飛びたるが朝にはむくろ床にころがる
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茂作
梅咲きぬ鳥の聲聞くこのごろと 文書きよこすふる里の人
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び わ
店先に白と黄色のガザニアが来る人迎え春だ春だと
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朝野沙耶
意味の雨 言の葉の槍 正論は正しいけれど正しくはない
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