うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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兎桃
夕食に互いの成果披露するヘッセのごとき二人の暮らし
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うすべに
色あせて陽ざしをうらむあじさいの 根元すずやかむらさきの花
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ブー太郎
女子トイレ何をしてるぞ中篭り待てど暮らせど出て来ん女子ら
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ブー太郎
埴輪くん電車の揺れにシンフォニー前に後ろにタクトと成りし
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ななかまど
夏空に麦わらぼうし捕虫網おもいで遠く色あせぬまま
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痴光山
土手往けば灼熱の川原を覆ふ葛 ひげ先は指を 生なまと巻く
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滝川昌之
おふくろが作るといつも薄いからこっそりカルピス足していたんだ
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艸介
すれ違ふ学徒らの背に吹き抜ける 塩素のにほひ夏めきてをり
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老恋
絵手紙に恋を隠して遠き日のお下げの君はひまわりの花
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恵雪
洗濯物を靡かせ吹ける温風に乗りて届くは蝉の初鳴き
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ブー太郎
さくら貝 踏み出すごとに表るる顔も赫らむ姥桜かな
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シダ
真夏には早しと覚ゆたそかれの風のぬるみの袖にからめば
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トウジさん
なにもかも断ち切り君と結ばれた拙い愛は七夕の星に
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天野まどか
蝉しぐれ浴びて突っ立つ電柱にしがみつきたる蝉の抜け殻
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天野まどか
ずぶ濡れの子供のごとく吾もまた遊んでみたい夏の噴水
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へし切
あれこれとマイナのゴリ押し止まらない「いちいちうるせい社会」なるかな
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音蔵 雅秀
短冊に 息子に代わり願い書く コロナ阻みて 早や四年過ぐ
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音蔵 雅秀
人々の願いが揺れる短冊で 色とりどりの七夕の笹
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音蔵 雅秀
逝きしひと どんなに願い祈りても 戻ることない もう逢えぬひと
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音蔵 雅秀
ヒメジオン 白き浮き島細りゆき 舞台は廻る 自然の日めくり
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