うたの一覧
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鷹雪
ワンケーのバターの香るコクピット 月七万の孤独な戦場
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栞
パソコンと時計を行き来する視線 金曜日の午後 スローな秒針
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詠み人知らず
咳ひとつ さらに咳ばらいをひとつ ただありふれた 午後六時すぎ
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宙(そら)
夕暮れの 雑踏する街 急ぎ足 早く帰って ただいま笑顔
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8月24日生まれ
身に付けた仮面の下は 教室で空ばかり見てたあの頃のまま
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ほとり
きみたちをそめるルージュのその色は生理の色だとおしえてあげる
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由良
隣りにいる人を大事にできるくらい強くなれたらいいなって思う
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由良
大寒を過ぎて庭のスミレの葉バンザイしたのか少し伸びてる
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由良
珈琲に灯りが浮かんでキレイだよだからさみしくないよと強がり
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山本克夫
世界中の視線あつめる人のほこらしく ああ やはりこの国はおおきい
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山本克夫
百万回ネガティブと綴り真っ黒になった紙をくしゃくしゃに丸めて捨てる
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山本克夫
この街の駅前はマイナーコードかき鳴らす孤独なギタリストばかりで
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水瀬まどか
オフホワイトのワンピースが鎧です 殺すの響きは愛すに似ている
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音波
窓辺から子供の声が聞こえます もうこの町は死んでいるけど
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8月24日生まれ
幸せな友を素直に祝えない 自分が世界で一番嫌い
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音波
よそ行きのコートのままで会いに来て この町はもう死んでいるけど
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ほたる
しっとりと 君の指包む黒革の 手袋選ぶ 密かな楽しみ
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志慧
電車ってぜんぶ見えると笑う子の全て見送る観覧車たち
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志慧
ちょうど今 下が明治でわたくしの大事な人が生まれてきます
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ほたる
君の指 この耳たぶに遊ぶとき 清らかな水 濁る如くに
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