うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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久哲
牛乳を拭いた後でも雑巾は母の縫い目が残っています
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久哲
思い出の跡の泉にゆく人の翼が生えていたはずの背よ
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久哲
指輪にはやさしくされたことのない真っ直ぐすぎた吐息も通る
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久哲
少しづつ少しづつ海 背後から誰かの轍 少しづつ海
3
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久哲
許される範囲を越えた鳥達を折れた鉛筆だけで購う
1
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渡邉はるき
年古りて子に贈られし鳩の杖行方も知らず果てをまつのみ
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佐々一竹
もう誰も名前を覚えてないだろう猿岩石の消えた片方
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田中ましろ
抱きしめる マネキンみたいな君の目にうつる世界のすべてになりたい
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とつか祐貴
誰といたいつもの君はどこにいた放課後一人鳴らしてチャイム
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瀬波麻人
ねえ君のみんながほめてくれるそこ羽をちぎった痕なんだろう
24
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谷川めぐむ
騒音にまぎれて君の声だけがやけにはっきり聞こえる真昼
9
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谷川めぐむ
クリスマスだからなんなの？めでたいの？ねぇサンタさん彼氏ください
3
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浅草大将
痛きまで冷たく我を打時雨せめて晴らせよ魂の曇りを
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浅草大将
北の果て港の見えぬ荒海に船は氷を砕きつつ行く
9
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紫苑
まことなき徒花としてみづからに緋文字の衣をまとふ闇月
11
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浅草大将
守るべき歌の御垣は荒野にも拓かで止まじ敷島の道
9
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浅草大将
つるぎ刃の身を切る痛み忘れじと我が心にも飾る柊
21
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シュンイチ
このバスにふたたび揺られている今日も遠いあの日のうたが聴こえる
5
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たんぽぽすずめ。
バイクへの給油はプラス五円ですその矛盾へと我が身が燃ゆる
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山桃
筒井つつ井筒の呪をば空に投げ我は行かむか風渡る野へ
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