うたの一覧
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茂作
行く年を惜しむ思ふこころや我がやどの さざんくわの花いまだ開かず
10
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び わ
年の瀬でさすがに寒い肌にしむいよいよ出番電気毛布が
3
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秋日好
整えたテーブル一つ目の前に待ち人来たらず月上がりいく
9
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彫出 画
境涯を恨んだところで益もなし月を見つめてもはやこれまで
1
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異常者
お優しく微笑む君のあたたかさ私のみ知る彼女の一面
2
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異常者
サララさまあああと嘆く明晰夢私は飛鳥で世話役だった
2
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異常者
サンタさんへ話がちがうよ、サンタさん欲しかった手帳てつづきはよせい
0
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Chico
ちちははを眠らせてのち詠む歌は 52Hz 鯨にとどけ
2
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Aquarius
柔術を始めてまさかこの歳で肉体史上初腹筋割れ
2
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わかばみち
夫から褒められた衣は唯一つウサギ耳のついたスウェット
3
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Chico
東京・・・と はしらせてみる そのさきのひとり暮らしに ふふむふでさき
7
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Chico
デッドマンスイッチ深く圧しながら せわしなき日を淡くみてをり
7
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Chico
デッドマンスイッチ浅く圧しながら遠く扉の開く音聞く
3
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Chico
( だとしても その爪長きロボットをティーチングせし 当社なる吾は暫し )黙
2
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Chico
「 だけれども 弊社の旗艦製品を投げ捨てたるは 御社のロボット! 」
2
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茶色
様々なろうそく灯る空間は冬のロマンス彩られてる
4
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痴光山
スーパーのレジは冬休みの女子高生 ことば足らずも切れる手さばき
6
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うすべに
さわやかな香にさそわれて立ち止まる 黄葉の陰にほころんだ花
10
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異常者
抑うつの一番深いとこにいる指先動かすだけさえ 難し
2
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継海
「二十ほど若く見られる」我もまた齢九十五とは知らず
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