うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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へし切
待ち侘ぶる 見えない君を闇のなか見えないだけと 君やは在らぬ
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灰色猫
子供から馬鹿にされない為だけに学ぶなめくじかたつむりの違い
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灰色猫
まだ梅雨は明けてないよと本棚の苔テラリウムに水を与える
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横井 信
半袖のシャツに着替えて飛び出せば梅雨の晴れ間の空がまぶしい
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日暮
なやましく言ひかかづらふ心持うたくちずさみおもひなぐさむ
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さいおん
夙 地黄社 人麻呂 手向吾欲 何所可筥者
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松本直哉
来む世には雌雄同株の野の百合のすがたにてこそ生まれかはらめ
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fate
じいちゃんが 田んぼで駆使するトラクター 後ろに鷺の群れ従えて
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舞
青空の澄みては高く良き風の美し大地の北の国かな
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茂作
戸隱の奧のやしろの遠き道 夏にうぐひす鳴くを惜しまづ
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び わ
柿の実がぶらりぶらりと風に揺れ強い日差しを葉っぱがかばい
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ＫＥＮ
幾重なす 緑哀しも 時鳥 千重頻く頻くに 一羽啼く丘
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横井 信
山寺の門をくぐって草むらにひとつみつけた蛇いちごの実
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ユパ
あの頃はまだ語らずと風の中もういいのでは語ってくれても
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fate
知らぬ間に 庭に螺旋のねじ花咲く不思議 我のぼるかくだるか
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あさみゆき
いろんな小さな生きるがあちらこちら 二十一時 消燈後の小兒科病棟
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波端
雨雫ほたるぶくろに光りけり靑草匂ふ梅雨の宵晴
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ひなたひとみ
初めての六時堂にて母の名が呼ばれて涙、溢れてきたり
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波端
母一羽 子一羽 游ぐ輕鴨の 葦間に見えて 寂びしかるかも
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痴光山
自転車の後座の女児は会釈しぬ早や和人よとまじまじ見たり
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