うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
人の名が昨日は出たに今日はダメ 記憶の引き出し軋み始むや
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音蔵 雅秀
老いしやな間合ひ取れずに持つ物を ぶつけ終ひに己ぶつける
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音蔵 雅秀
コーヒーを入れるを忘れメーカーで ただお湯沸かすとうとう来しや
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音蔵 雅秀
日々覺ゆ想ひを短歌に詠むことは ボケの防止に繋がる道かも
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fate
今日こそは くっきりと夏来たるなり ファンファーレのごとき蝉時雨
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恣翁
蚊遣り火の煙 縞のごと 掛茶屋の葭簀を透り 流れ出したり
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夕夏
あついひはぺっとぼとるにみずをいれまくらにするかだいてみようか
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へし切
猛暑日の雲の陰りとそよ風に汗を拭きつつ一息入れる
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舞
月明かり トトロ？ネコバス？ 颯爽と 風吹きわたる 七夕の空
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小林道憲
三日月の 雲に隠れし 夜十時 いずこで啼くや 犬の遠吠え
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び わ
宮周りコスモス既に花開き朝陽の中に風と戯れ
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茂作
わが身をば要無きものと思ふかな 妻が掃く間の居場所探して
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三條
名前しか知らない町を歩くときこのまま消えてみたいと思う
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横井 信
真っ青な夏を目指したアサガオをそっと横切るアオスジアゲハ
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うすべに
あるじなく草おいしげる荒れた庭 それでも夏の柿の実ひかる
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睡密堂
トタン屋根今宵の月と同じ色した眼の猫がぴょいと飛び乗る
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音蔵 雅秀
入院でわが子の尻に床擦れが 大きさ酷さに言葉失ふ
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音蔵 雅秀
わが内で揺らぐ想いを言の葉で 紡ぎ合わせて三十一で詠む
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音蔵 雅秀
うたのわに入りて歌詠み加速せし 朝から晩まで短歌三昧
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音蔵 雅秀
ふとよぎる若くに逝きしガキ大将 山野を駆けし幼時絵巻
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