うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ブー太郎
父おくり 置かれた枝木 軒先で 蕾は語る 今梅開き
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継海
チューリップ舞妓の如くおちょぼ口緑の袖を揃いて開く
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海野 冬雪
ふゆさりし さあららさあら もりのうた さららさあららさああらららあ
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ハジメ
親しい人との別れ悲しみ受け止め透明な器であれ
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只野ハル
バックパックの装備はそれで充分か新入生には判るまい
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海野 冬雪
休日も終わりや粛と準備せり しあわせになれないなわたしは
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只野ハル
雨の音聞きつつ入る朝のお湯でもまだ外に濡れに行かない
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只野ハル
エモーショナルアクセレレータなんだからって深酒のの言い訳にする
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只野ハル
カラフルな船のペンキで家を塗る目にした画家も自ずと倣う
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睡密堂
ロウソクの芯のジジジと鳴る音はいのちの声か小さき炎
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トウジさん
今ならばたぶんあれこれ考える亡き妻が聞く明日のメニュー
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千映２
墓飾るけずり花さえ温暖化あおりを受けて店の片隅
8
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滝川昌之
通学のリハーサルかな背中より大きなランドセルのピカピカ
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痴光山
蒼穹に啼き広畑なかへと落ちひばり 無音のつつむ ぬるき春昼
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海野 冬雪
過疎町の若き家族の声は消ゆ買い手つかない空き家残して
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海野 冬雪
冬枯れの河原そよがせ先がけて菜の花咲けりこの風上に
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ななかまど
春彼岸余寒を耐えし足腰に朝陽あびて春を歩まん
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小林道憲
桃色のラナンキュラスの花びらが うつむいて咲き この世さびしき
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ながさき
紋白の 蝶々の遊ぶ 里山を 春の陽差しは 優しく包む
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兎桃
連れないて彼岸の入の墓掃除下なる池にアビ繁く鳴く
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