うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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まりこ
くたびれた帰りの車内は暖かく泣きたくなるほど家が恋しい
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滝川昌之
凍て雲が覆い隠した街の色 灯油タンクの赤だけ残し
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詠み人知らず
死にたいと 呟けるなら 理由がある 背を押す人が ゐると思ふな
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天鳥
元旦の買い出し終わるお昼頃干し柿ひとつ来年の味見
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ながさき
厳寒の 冬も必ず 春となる 冬が秋へと 戻ることなし
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ななかまど
平成の備忘録かき終わるとき災禍の記憶集まりて来ぬ
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リクシアナ
煽られてよろけて仰ぐ師走空暦ばかりの一年がゆく
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詠み人知らず
年越しの そばを買ひにて ほつとする カマボコを切り 海老天のせる
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まりこ
紅白のかまぼこを買う年の瀬の駅ではみんな幸せそうで
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蔓葵
星の命ほのぼの弱る冬の夜にむかしも今もしら雪ぞふる
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名鈴
昔より 造ると狂ふは 断ち難く 結ぼほるとぞ 空恐ろしき
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舞
顧みてまた虚ろなるいち年の区切りをひとは年の瀬とよぶ
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ユキ
膜の中 約束された 幸せに 気づかぬ彼は 外に夢みる
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び わ
青空に朝陽が栄えて清々しヨガサークルにいざ出かけよう
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詠み人知らず
天の川 小舟に乘りて 舵をとり 疲れて眠る 彼におやすみ
6
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灰色猫
お風呂場を時間をかけて掃除する水垢落としきらきらになる
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灰色猫
大掃除だいたい綺麗になったけど自分の部屋だけ物がばらばら
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灰色猫
年賀状書店で売ってる激安のソフトで済ます一筆添えて
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灰色猫
金髪はまずいだろうとグレージュにセルフカラーは一発勝負
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灰色猫
スピッツもあいみょんさえも辞退する少しさみしい紅白となる
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