うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
いい人を 演じるのは 絵空事 叩き潰した 心の悲鳴を聞け
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滝川昌之
秋の日の風向きのまま立ち枯れた芒に日脚伸び冬茜
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西村 由佳里
辛抱を続けてやっと明日が来る半年ぶりの授業参観
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ななかまど
伝えたきことが風にはあるように成人式の写真の写真
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里香
味わいは人それぞれだ この人生 酸いも甘いも深い彩り
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ガビー
君が飲むコーヒーカップの縁を欠き 今日一日がいたたまれない
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詠み人知らず
熟れた柿 鳥につつかれ 頭を垂れる自分に似ては 指を舐め柿をもぐ
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和泉ユウキ
古きよき すみかに臨む 望月や かけるほどにも 照らしてぞかし
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桔梗鈴
晩秋の月影受けて春を待つ螵蛸に我が身重ねて
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桔梗鈴
白墨が緑の板を叩く音 ただききながらみみたぶをいぢる
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桔梗鈴
ぴちりりり とりどりの花へ落ちてゆき 儚き翡翆のティアラを飾る
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桔梗鈴
殘雪の色に惑はす雪柳 花陰に隱れて もういいよと云ふ
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卯月翼
夢枕私の指を嗅ぎに来て眠る姿をそっと見送る
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卯月翼
母親の泣く声聞いて愛犬の死んだのを知る午前零時
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詠み人知らず
耳の奥 病まない愚痴は 垂れて痛く 言われなき罪を 私は被る
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綿釣
鳥たちは昔は恐竜だつたのだ シーラカンスは変化を夢みる
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名鈴
秋絵巻 汀の蒼鷺 飛び立ちて 池に映るは 紅葉ばかりぞ
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名鈴
様様に 言ひ伝へらる 花や木を 目近く見たし 君と掻い連ね
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舞
雪籠り音無き夜の晩酌は独りひもとく古きうたなど
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び わ
シクラメン天に向かって赤く燃えお日様恵み全身に受け
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