うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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灰色猫
サバンナへ次々飛び出す動物の図鑑にそっと雨季の栞を
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ケンイチ
二周目でつひに決意を声にせり未央柳の咲くあたりにて
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水紫
ちはやふる海に身隠す葛城の月の半分見つける朝日
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滝川昌之
瓶コーラ飲み干すたびに見上げてたあの夏空の深い乾きよ
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詠み人知らず
薄皮が破れぬようにじっくりと弱いというのは優しい愛だ
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ななかまど
走り梅雨今夏の備え如何様に雨と台風コロナと猛暑
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双星たかはる
紫陽花のどのグループにも入れずに泣く独白や雨を降らせよ
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双星たかはる
きみがまた大きな声でひとりごつ壁打ちの音と昼下がりの猫
3
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詠み人知らず
毒親を燃やし尽くしたい衝動子には何の罪も無いのに
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双星たかはる
ひとりより誰かといると寂しいねひとりごとの意味を知った今では
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双星たかはる
独白は孤独の具現化だと気づく不器用なディスコミュニケーション
2
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双星たかはる
ひとりごとは寂しんぼうの言葉なの記憶のきみの名前をつぶやく
3
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西村 由佳里
ポイントをコツコツ貯めて手に入れた絵本何度もなでてさすって
3
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名鈴
闇に溶け 蛍は川へ 戻りしか 露草のみが 残る虫籠
5
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原磯絵馬
蛍ならおいでも去れもおなじこと闇に光を蛇には毒を
1
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寝惚亭奥地新吾
入梅にステイホームの「万葉集」雨読三昧ダージリン飲む
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詠み人知らず
私には 家族はいない ゴミだった 今はそばにいる 彼氏が支えだ
3
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灰色猫
君だけの空の青さにふれたくて茜になるまで追いかけたんだ
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あかつき
昨日まで春だったような感覚の眼を染める紫陽花の青
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河のほとり
世にそむく道の奥にもかなしさのありとな鳴きそ山ほととぎす
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