うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さかさまぼこ
タラの木は哀しからずや 地に映る葉の影にてもそれと知らるる
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横井 信
刈り残る田んぼに揺れる稲穂にも風はささやく冬の常識
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さいおん
仲らひは友垣にてはいや逼り 思ふ人にては然ながら遠きに
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さいおん
行きつかれ我は阿廻に居りにける 君は来るやも夢にてありぬ
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草木藍
髪切れば首元寒し年毎に短くなりてベリーショートに
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萱斎院
あきふかみ散り落つる葉におく露の くれなゐに染むたまづさとぞ見る
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只野ハル
そしてまた新たな悲しみが満ちるもう終わったのだと知る夜に
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うすべに
からすうり 夏の一夜の夢の花 秋枯れの野でおひさまになる
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トウジさん
増す冷えを我慢できずに炬燵だす今年もやっぱり主役は君だ
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シラサワ
「帰れぬ」と今年二度目の詫び電話「コロナだものね」と母は笑った
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さいおん
あかね差す東の空のたそかれを 君も見たりや同じ色をば
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滝川昌之
耳の裏やっと届いて長年の敵のごとき白髪ひき抜く
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さいおん
君恋ふる歌を詠みつつ寝ぬる夜 寝覚めてその歌思ひ出でむと
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詠み人知らず
我慢した 日々は病を 悪化させ 最低な人に 愚弄されたわ
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シラサワ
初霜に夏と変わらぬ膝丈で自転車飛ばすスカートの騎士
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ななかまど
かつらの葉黄の色とどめ香を落とす樹下の陽だまり初霜の朝
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酒野実
子と離れ獨り仕事に通ふ日々いつしか心さびてやむかも
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名鈴
助けてよ「みんな」って誰「ふつう」って何なの辛い居場所がないの
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ブラックバニー
見える糸見えない糸もあるけれど互いに結び繋がってゆく
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みをつくし
うつぶけるシクラメン愛づ小春日に 何事もなく時は流れて
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