うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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蔓葵
佐保姫も折々君をしのぶらむ霞の袖に春雨ぞふる
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武蔵野
ふと気づく 錯覚に見え 庭に出る そこに確かな 自然があった
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あゆか
春キャベツ胡麻をほんのりふりかけてお醤油だけでおかずにしとく
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うすべに
いにしえの大宮人のまぼろしに ひばり隠れた菜の花揺れる
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トウジさん
愛しぶは妹あるがこそ覚ふなりわかくさの花褪すもありてむ
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可不可
見も知らぬ父 でも血筋たしかに 雑種こそ私の旗印
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ryotak
咳・頭痛耐えて仕事は、なかなかに人にも身にも危ふからまし
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松本直哉
降るとしもなくふるはるのあめのおとききつつうたへミゼレレノビス
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つばす
氏神様の楠木が新芽吹き 社の茶に緑葉が映う
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名鈴
九重に 遠く鼓の 音を聞かば 響きに一人 打ち屈っしけむ
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詠み人知らず
ぼんやりと 見える世界が ハッキリした 眼鏡を買って よかったと喜び
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詠み人知らず
クリニック 優しい先生 笑み浮かべ 血液検査 あるか右から左
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橘
提出の為にワードで打ち直し清書しながらまだ引き出しの中
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滝川昌之
腰を抱き時にくるりと解き放しまた引き寄せるカーテンホルダー
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ななかまど
かたくなに春の陽を浴ぶチューリップ肩の力を抜いていいのに
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たまゆら
往路帰路 吹く風に空を見上ぐれば ふたたび鳥の飛びゆくを見る
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桃山
ぐずついた空と同じく鬱陶しい痛みと共に鬱に溺れる
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名鈴
真日長く 住み慣るる庵の 隈隈に 風すき渡り 思ひ鎮まる
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へし切
かりそめの借れる身なれば何惜しむ恋をし恋ひば孤悲死ぬるとも
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河のほとり
軒端より雲をしたひてゆく鳥の声澄みのぼる夕暮れの空
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