うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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あかり
アマリリスのその紅に魅せられし花盗人に罪なきといふ
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星子
我君を愛せしと思ひしかども愛せしは君の瞳に映りし我なり
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青木レフ
傍らに 伏せる犬無く まっすぐと 少年は立てり 丸い荒野に
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仁 呼
近づけば また一つ離れゆき 祝ふ氣持ちで 練り香を撰ぶ
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東大寺
栗の実を 幾つも拾い 喜々とする 子供の声に 君の笑顔と
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繭一路
セロテープに指紋べったりつきおれば紅葉この世にひろがってゆく
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中麻呂
花笠の踊りの隊列とおり過ぐヤッショマカショの声響かせて
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繭一路
仕事から帰る心に落葉降る 夢で大きな焚火にしよう
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仁 呼
晴れ渡る 霜月の一日 家に籠もりて 衣引き出し 次の日を想ふ
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色即是空
席を立ち どうぞいえいえ 席讓り 笑ふ顏見て 祖母思ふ冬
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詠み人知らず
引き出しの奥に積まれし幾千の貼って貼られて貼り返されて
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空魚
朝霧に 濡れた蜘蛛の巣 横目に見 君の睫の 雫夢想す
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空魚
朝靄に 包まれ君に 抱かれいる 白きシーツに 溺るるように
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空魚
朝風に 霞みさらされ 見た手には 幻ばかり 握りしめいし
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ニシ
国遊び おいしくなけりゃ やるまいて 二世三世 根腐れの新芽
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空魚
アスファルト 覆う落ち葉を 蹴り上げて 山鳩ふたつ 飛び立ちてゆき
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空魚
冬の田に 朝霜降りて 列車過ぎ ただ陽ばかりが きらきらと居る
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空魚
朝焼けの 朱は山々に 吸い込まれ 空寒々と抜け 青くなり
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空魚
夜気含み 泣き出しそうな 雲たちが ビルの隙間で 青空犯す
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メガネ
幼き日我の背追ひたる弟の今はたのもしき男の背かな
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