うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
朝の来ぬ夜はなけれど暮れゆけば今宵も闇に思い沈みぬ
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メイ美
香水も華道もピアノのお稽古も好きな人まで真似するなんて
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メイ美
シャーペンの先で突つかれるような幼馴染みの憎まれ口は
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久地宗吾
寂寥と書いてみて空しさつよめる何さすでもない缶のふでたて
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栗かのこ
過ぎ去った あの時があって 現在があり 未来を見たくて 現在を生きてる
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公子
君といることが日常となりやがて未知の人だった日を懐かしむ
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さかいたつろう
大好きな人に言われた大好きが嬉しくなくて立ちすくんでいる
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さかいたつろう
昨晩の二人を思い出すようにキャラメルマキアートをかき混ぜる
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さかいたつろう
逃げ足が村で一番速いという五作に惚れる君も春だね
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波江究一
心なきわが影は落つ草茎を曳くひたぶるの蟻の歩みに
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エズミ
どっちにも行けない 味方したくない また夜が明ける シャツブラウス着る
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エズミ
職はある 帰る部屋に待つ人もある 日暮れ家路に影を失う
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小春
時だけが ただ時だけが 癒すから今は静かに 委ねていよう
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山本克夫
金星のひかりの照らす操車場 貨車はむごんの眠りにおちて
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山本克夫
スパゲティくるくると巻き上げ食品サンプルの真似をして 笑った
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山本克夫
もう少し見守りましょう これは世界中の安心がねむる揺り篭
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山本克夫
だらだらと生きているうち哀しみの卵がまたひとつ街にうまれた
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月子
雨だねと 晴れているねと 他愛なく届くメールの 朝の幸せ
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虫武一俊
しまうまのしまを右から眺めても左から眺めてもしまうま
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詠み人知らず
来るはずもない人を待つことに飽き 渡さず捨てる参観の紙
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