うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
出逢いたい会いたいと唱えてもまだ見ぬひとに届く日知らずいく
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詠み人知らず
朝露となりて消ゆれば雨として降り頻かるるに君が上へと
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只野ハル
自分演じるの飽きた他の役やりたいでもできるか不安だよ
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詠み人知らず
月夜には月の顔のみ煌めきて星を見付きにいざいざ出でむ
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詠み人知らず
来ぬ文を待ちたる時の長長しおぼつかなくて胸の潰れる
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虫武一俊
賞味期限ひとつき過ぎた煉瓦色のココアを崩して溶かす夕暮れ
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瀬波麻人
あの夜に君が離したぶらんこは春がきたのにまだ揺れている
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宇津つよし
オシッコをするたびチャックあけるくらい 未来の扉ノックするべき
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じゆん
「そうやって君はマイノリティ気取る！」えっ？なに、ごめん、舞の海がなに？
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由良
公園の隅から声をかけてくる坊やの言葉「桜の道やろ？」
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詠み人知らず
一陣の風が吹きます白地図に花の咲かぬこの我が身にも
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小春
私って あれ？ こんなにも弱いんだでも私まだこんなにも強いんだ
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水鳥
この春も二人でみる桜ふる川の流れの先にある春よ
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高橋翁
子と妻と親と友らで花を観て 談笑しせる時ぞ楽しき
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詠み人知らず
もう、えぇねん！ 頼りにしたい男の前だけで 可愛くなるから えぇねん！
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詠み人知らず
昔々、「夢見る夢子」で 今じゃもう頑張りすぎて 肩書き「アニキ！」
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栞
耳以外曲線でできた猫を抱き尖った心もまるくなりゆく
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栞
ビタミン剤朝食代わりに飲み込んでロボットのように出勤する日々
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凍
詩はインクに ゲームは電気信号に メロディーは音符に還る 心細い夜
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山本克夫
深夜「お言葉ですが」の「が」の辺りから羽化する真つ黒な自蛾
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