うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
暗い記憶上書きなどせぬよう何もない日常で埋め尽くせ
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只野ハル
憎しみと苦しみが表裏である事を知っていて忘れない不幸
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ほたる
手折りたる真白き花を可愛がり ワイングラスに入れ包み込む
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ほたる
道端の花を手折りて連れ帰る 略奪されし真白き花よ
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螢子
好きといふ形なきものかかえてる心の底はいつも重くて
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紫苑
図書館はガラスのひつぎ光さす梢見ゆれどそよぎ聞こえず
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ムラサキセロリ
その夏ちょっと待った！ まだ私は散ってないし咲いてすらない
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虫武一俊
酒鬼薔薇聖斗の赤文字あざやかに消えたきころの我、浮かび来る
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凍
午後十時 彼女オンステージ 演目は「恋」 観客はパフェ注文
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ゆら
「漢字は無視なの？ 三十一文字」 それ言っちゃいますか君が好き
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エズミ
思い出をまたひとつ絞め殺す夜 虫の死骸のように言葉は
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ゆら
怒らないで聞いてダーリン ワタシ若干 轢かれかけたの
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TOMO
葉を落とし じっと待ち続けた この季節 若葉が芽吹く 命は巡る
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向日葵
もうここで ウィンカー出す必要は 無かったんだと アクセルを踏む
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水鳥
わたしには触れぬその手が捲るガリバー旅行記三百六十二頁
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詠み人知らず
満天の空にみつける流れ星そうかおまえもドロップアウト
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詠み人知らず
ほてった決意と満ちゆく月とあたたかな礼儀作法
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詠み人知らず
柿の葉の黄緑を目にするたびに心ときめく春だと思う
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詠み人知らず
花盛り過ぎた椿をじっと見る長き冬耐え春迎えたね
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公子
この朝に君が何をしていようとも珈琲を淹れ洗濯をする
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