うたの一覧
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栞
きみの髪 さらさら揺らす風のように確かにあるのにつかめない恋
1
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栞
夕暮れの窓辺でちりり、と風鈴を鳴らした風がきみを撫でてる
2
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maki
米粒に 見えた彼女ら 笑い顔 一人遠くで チャイム聴く
0
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四季野 遊
ひとは皆ものにて潤うものならぬ続く言の葉絞る優しさ
3
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詠み人知らず
しづしづと葉を食む竜は巨木なるメタセコイアの見つるまぼろし
2
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四季野 遊
満月に冴え渡り行く夜のいろ物の陰にはなお深い夜
2
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銀ねず
花々と勝手にくくられたパンジーあっパンジーも名付けられてる
2
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maki
夏の朝 雨上りのアスファルト 何故か懷かし 匂ひかな
1
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ゆら
知っている君の性格差し含んだ涙は見ないふりのマキャート
2
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下地杏
5月病患えるほど衣食住足りて僕等は弱虫になる
4
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下地杏
ベランダの君が残したサンダルに直射日光容赦なき午後
3
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浅草大将
その名もて咲くこそよけれ東菊などて都の忘らゆるかも
3
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bgvillea
躑躅花にほえ娘子のあま露に酔ひて舞ひよる袖の蝶蝶
8
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ほたる
葉桜の萌える緑は彼の花の 捨て切れなかった嫉妬の色か
0
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リンダ
割引のロールケーキのクリームにうんちくたれる関西おんな
0
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リンダ
空調で譲り合えない男女には先など期待するのが間違い
1
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リンダ
いきなりの夏日激しく肌を焼く黒傘目立つビルの谷間に
1
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螢子
今はまだ迷宮ラビリンス抜けられず君想う心うたにできない
0
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螢子
ブルーにもいろいろあるけど今朝の空白き雲に透けるスカイブルー
1
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螢子
うろこ雲浮かぶ大空眺めつつ洗濯干したる朝のひととき
1
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