うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
これからはなにを信じて生きるのだろう保守王国に生まれきし子ら
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詩月恵
いつだって相談するのは吾のほうで気づくの遅くてほんとうにごめんね
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田中ましろ
惹かれあう本能を否定する理性を保つために左手がある
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葉桜
旅立ちじゃなくて到着と思いたい ばあちゃんお疲れ ゆっくり休んで
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田中ましろ
うたに恋してうたを詠みうたかたの想いをたくす届けこのうた
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田中ましろ
知らぬ間にまぶたの裏に棲みついたあなたに気付く夏の往来
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田中ましろ
守るべきものを離さぬよう片手だけの自由で愛し合えたら
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古川亜希
好きだったバンドが解散するときに心が痛まなくなった罰
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久地宗吾
わが視線 見おろす雲の裏の島の海陸さかい線にうべなう
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水葉
月長く夜に留まるこの宵に指に光るる蓮を夢見る
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久地宗吾
飛行機に乗り戻せむと真夏の日からだはうすけ影残さずも
2
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向日葵
着陸を許可することのない場所を目指して飛んだ赤い飛行機
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可睡藤平
くれなゐの色なき心のかの人は人の心に入りて恋をさす
10
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きりあ
手折られし花に思ひを募らせて逝く蟲たちの哀れ語らん
7
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紫苑
草の香のいまだ残れるセーターの葡萄のいろの濃さに黙せる
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紫苑
何せむに君わが部屋の隅にいて歌の本よりゆらめき立ちぬ
8
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ピコピコ
火照ってた メラニンたちが なじむ頃 浮き足立った 夏も終わりね
1
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ピコピコ
あの人が 読んでいそうな 哲学書 ページを開きて 目が三角に
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さる
澄みわたりたる 長月は 物思ふこと 少なからざる
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千紘
ぽたぽたと落ちる滴に気が付いて吾はひとり真白き世界に
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