うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
手鏡に呪文唱えて紅をさす 今宵だけでも綺麗になあれ
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谷川めぐむ
夜が明けるときに鳴き出す鳥たちは朝がくるのを嫌がっている
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庭鳥
二度寝して気づけば昼と腹告げる牧水買いに外に出ようか
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詠み人知らず
はぐれ雲 はぐれ猫 そして はぐれ我 そのうち何処かに辿り着くだろう
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詠み人知らず
錦秋に貴方と混じればもう二度と浮世の青に戻らぬだろう
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詠み人知らず
早朝の電話 寝ぼけて「もぉしもしぃ。」と出れば目細めた貴方が見える
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さる
秋深し 亡き母恋し 無花果の 熟したるなり 採りたてを食む
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詠み人知らず
指折し待つ勇壮な火祭りや あなたの背中追う夏の夜
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さる
仏より さきに食ふなり お供への おはぎひとつは カロリーオーバー
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村木美月
抱え持つ寂しさの種こぼれ落ち君に拾われ花を咲かすよ
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千紘
手作りの団子携え吾子と二人花線香を供えつ祈る
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ななし野
永遠の無いこと波に教わってテールランプの連なり見てる
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ななし野
稲村の厚い砂には亡き兄の三角定規も埋まっているから
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詠み人知らず
ゆるやかに揺れる水面あなたとの一夜浮かんで朝日に消える
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ななし野
どんな夢みた罰か砂粒ひとつ君の痕跡捜せぬシーツ
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山本克夫
すみれの花言葉なんてわすれた。すみれはすみれそのままでいい
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山本克夫
広場にはおおくのひとがむれていて誰もわたしを受け入れてくれない
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山本克夫
もう矢印の方向にすすむことが決められているのだ。誰が決めた
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山本克夫
わたしには何の意味もない事だと思うが。海まで近い藤沢の駅前
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山本克夫
意図的に目立たないようにすることが生きてゆく方法のひとつだ
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