うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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光源氏
冬の夜の長きを送る袖濡れめまがきの竹の雪のゆふぐれ
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光源氏
さ夜ふけて聲の寒けは落ちたれど枯れゆく野邊の花は匂ふや
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光源氏
誰がために明日の姿を残すらむ散りはてぬればこずゑ眺めそ
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falcon
そこのけとベビーカー押す母をさなごの手の風船はあとを追ひゆく
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葉月きらら☆
今日彼にお別れしましたこれでいいこれでいいんだと思えるように
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光源氏
おしなべてひそかに添ひし白露のなさけをきける庭のたちばな
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栞
少しだけ触れた指先痺れてるきみも同じでありますように
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栞
その瞬間 大きな伸びをひとつして きみは世界を吸い込んだんだね
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さる
山茶花の 花匂ひする 朝まだき 散歩の足を ふと止めるなり
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岡本雅哉
雪の日に放したリード追いかけてやっとつかむと首輪しかない
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詠み人知らず
神様が俺を指差し「馬鹿だ！」って笑う夜でも会いに行くから
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月光
瞬間の 快楽求める 男たち 性の虜に してあげましょう
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月光
雨に濡れ 冷たき身体 温める ほんの少しの 幸せがいい
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銀
ひだまりに伸びる猫ありひだまりに丸まるわたしの影も丸まる
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山本克夫
気がついていたのだろうか頭上からすこしずつ閉じてゆく空の領域
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銀
ひだまりに許す猫あり肉球の示す明日につつましく虹
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まき
意地悪なひとを殴ってみたいけど手のほうがきっと痛いしやめた
5
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まき
かなしくてうつむきながら歩いたら道路につよく書かれた「進め」
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くも
おやゆびをもぐもぐうごかすそれだけで子を産まぬ国はつながれており
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くも
ひだまりに冬の気のあり白壁へ等身の影つくって ふたり
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