うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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沼尻つた子
串先でねぎまの葱をよりわけてあなたの比喩はぜんぶ的確
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浅草大将
遠山に雪を預けて吹く風は里の紅葉をいづち連れ去る
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沼尻つた子
「平凡な」「どこにでもいる」「ただの」そう思ってないから自称している
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ケンイチ
晩酌に添う吾妻も月も無くイタリア産の甘柿を剥く
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沼尻つた子
雨の日に花壇に水をまくような愛し方しかできなかったね
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じゃこ
強がって病は気からとか言わず病院へ行け！あ、はい、マスク。
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やすむ
さっきまで大事にしてたうつわなのに空だからにくいにくいにくたましい
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たんぽぽすずめ。
我が悲歌の共通点で胸癒す人に真白き羽を授かり
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やすむ
うたごえは広場をぬけて海に落ち貝にこもって冷たくなった
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じゃこ
先生も先生の妻や愛人もみんな仲良く走るよ師走
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じゃこ
ふわふわのファー付きもこもこダウン着たキレイな人にわざとぶつかる
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やすむ
カプセルに入ったあとは夕闇の色した電気に遊ばれたいな
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じゃこ
いやんもう見ないで二十五個前の短歌のことはどうか忘れて
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たんぽぽすずめ。
ギターではサビの所で君浮かび別れの曲が口笛になり
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詠人不知
冷艶に 夜は沈々と 鎮もりて 光芒の藍 ひと闇に融け
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じゆん
突き刺さるような冷たい音で鳴る携帯電話を取れないでいる
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リンダ
電卓で計算できる範囲からはみ出す桁の愛を紡ごう
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竹本未來
三番のスクリーンにて映写中。私の目に映るものすべて
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リンダ
本当に兎がいそうな月見上げ癒され帰る師走の初め
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向日葵
色褪せることがない分液晶の文字映すたび心乱れて
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