うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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たんぽぽすずめ。
一日の世界の嘘を燃やし去る夕日はやはり美しきかな
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凍
もくもくと増殖してく薄紅が空に溢れて あ あ こぼれる
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只野ハル
公園の朝の桜のその下でブルーシートは空のフリする
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只野ハル
川辺りの桜の名所昼下がり車で通る親を乗せつつ
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只野ハル
伏す床のガラスの向こう散る花につられ涙もこぼれて落ちる
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只野ハル
悪戯なシルフ飛び行く花びらを巻き上げながら君の頬なで
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只野ハル
音のない秒速５センチ花の舞君への思い心に積り
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浅草大将
何ゆゑに君がいのちをとり部山空に問ひたしけぶる思ひを
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浅草大将
泣きぬれて越すもなみだのうつつ川夢の浮橋絶えし今はも
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詠み人知らず
植えたての苺の苗に糞をして野良猫は消ゆ隣の庭へ
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忘れ路亭
ひたすらに ただ前を見る わが友の 行きし背 見送り 一人佇む
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詠み人知らず
君の手の赴くままに散らされる幸せもあり夜桜は咲く
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詠み人知らず
空閨で迎える夜明け私にも人に言えないことがあります
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たちかわ
常温の言葉発するごと傷むことに気付けば朽ちない果実
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悠々
魂気張る生命保険のオバチャンのチャリンコ走る春一番に
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トーヤ
飼い主を待てずあちこち忙しなく円らな瞳とふわふわ毛並み
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トーヤ
うっすらと姿を見せた月だからただただ眺む寒空の下
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トーヤ
あれ確か昨日の夜もそうだった上り下りの違いはあれど
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トーヤ
春らしい日差しになれど強風が書籍も熱も吹き飛ばしてく
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庭鳥
お出かけの人魚姫の留守まもる骨の人魚の帯びれがひらり
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