うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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逢井ああい
「元気だよ今でも好き」と言いたくて三年振りの恋文を書く
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銀ねず
やさしさや男らしさは飽きるからどんだけ秘密があるかで決める
5
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芳立
春の雨しづかに降れよ去る人を思ふよすがに香をだに残せ
26
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山桃
若き葉の命耀ふ永き日に咲かぬ桜をひともと伐りぬ
12
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銀ねず
うつくしき雨に世界は輝きてそれぞれ人は最後のひとり
5
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悠々
神ゐます深く身を折り頭たれ墮ちゆく地獄の罪見定めよ
5
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でくのぼう
戀すれば辛し愛すれぞ哀しき花咲き散れば君は去りゆき
11
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十六夜
会えないと 会えないなりの 切なさを感じながらも 恋を愉しむ
1
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市川ありさ
まっさらなタオルに宿る冷たさは君の態度と少し似ていた
4
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羽
ささやかな人生の岐路に立つきみと吹かれた風は銀河のにおい
10
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聴雨
昨夜の雨やへに残れる窓辺にてけふ九重に墨の香をきく
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詠み人知らず
新緑のかげに楓が薄紅の眞珠のごとき花さかせをり
16
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銀ねず
何をもって至福のしあわせと言おうか 歌がイライラしてるときだな
2
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悠々
戀人よいざ醉ひたまへ呑みたまへぼくらの愛の輪廻の酒を
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水島寒月
おくりびと観終えし余韻それぞれに抱きて午後のラウンジに居り
3
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由良
ざざ降りの向こうで風の咆哮が螺旋の如く渦巻いた夜
5
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笑能子
付和雷同己の底を見せるだけ寄せては返す波消ゆ如く
0
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水島寒月
引き際も大事と妻は言いくれし雨降り続く葉桜のころ
3
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水島寒月
捕われて息絶えしのち焼かれたる魚毟りけり差し醤油して
6
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水島寒月
亡父の胸に挑むがごとく軟球を力の限り投げし日のあり
6
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