うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さる
暑ささけ山荘にくる老ひひとりひぐらしの声秋の気配に
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由良
手離してからじゃ遅いってわかってるシャボン玉の君の儚さ
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まるたまる
求めたら苦しいだけの恋になるこの胸にあなたが居れば良い
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芳立
天の川わたりにかけしなつごろもひとへの袖をなほたのみつつ
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芳立
いざよひて咲かぬ花よりなつくさのしげき言の葉あをくおごれや
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詠み人知らず
雑草のなかにひときわはえる白高砂百合の姿あでやか
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たんぽぽすずめ。
ポスターの（絵図で示す川崎）が川柳になり揺れる猛暑日
15
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たんぽぽすずめ。
告白はどもるぐらいで手を繋ぐほどの二人を守ってくれる
16
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卯月
リュウグウノツカイが迎えに来た海に僕の居場所はあるのだろうか
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中林いの
もやもやは晴れそうにない、あの人にもらった桃に爪を立てても
6
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半格斎
墓前には南無南無小声で手をあわすおみなごの後に若夫婦立つ
8
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半格斎
おみなごや、もみぢのような手を合はせ鳴らすリンの音雨の間に消ゆ
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たんぽぽすずめ。
湯剥きした青いトマトは誘惑に散った浜辺の乙女の如く
19
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聴雨
陽にあふれ紅こぼれ咲く百日紅わが想ひぞと君に見せたし
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有為
「かう見えて意外に私びびりなの」だう見えてんだか知ってんのかと
8
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聴雨
弓張りの月のみ涼しこの夜はため息ばかり片恋ひながら
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薫智
窓を開け庭を眺めてたそがれる鳴く虫の声秋の気配で
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笑能子
飾る身を持たぬからこそさりげなしその煌めきを羨みつつも
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加祢
日も暮れし忙しき盆のお帰りに送り火焚きて路を灯せり
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加祢
提灯に浮かびて描く涼花に虫の音を聞くあかき夕暮れ
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