うたの一覧
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浅草大将
消え残る夕陽の空に散る華のあとに棚引く黒けぶりかも
25
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浅草大将
なま胡瓜かじれば舌に青くさし夏の名残りの花火観る夜
17
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ゆき
夏の虫 昼は暑さを醸し出し 夜は涼風際立たさせる
3
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はなはな
暑いのに 頑張って咲くミニバラは 生きる強さを示してくれる
11
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澤木淳枝
夕つ方 打水涼しを 運び来て 冷ゆるに冷ゆる 真桑瓜食む
11
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はなはな
納涼の 瀧道行けばカナカナと 蜩鳴きて秋の気配
7
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トーヤ
「秋です」と最初に教えてくれたのは声も届かぬ高き青空
61
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ほたる
取り残され 大きく一つ息をする。どうってことない、また逢えるんだもの
8
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ほたる
日常の君は真っ当なる人で取り残されることに慣れゆく
6
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光源氏
家康は大阪の地を攻めるふり焦つた三成を誘き出すため
16
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光源氏
徳川は三百年間大垣と長濱の地に怯えつづけり
19
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光源氏
大垣の城は難攻不落なりいざとなつたら堤防を切る
14
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餅野ロン代
よしんばとちるちるみちるは旅に出たよしんばは言う「よしんば、鳥が」
1
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光源氏
大垣の戰評定むなしけり島の左近の願ひかなはず
11
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餅野ロン代
移ろいだ季節鳥の巣舞う羽毛耳の雨音口から聴いて
0
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椿
焼酎の芋のにほひがきつすぎて麦の辛口ロックがいいね
4
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光源氏
大津より城を小濱に移し終へて源氏の末葉は永久に榮えし
16
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只野ハル
紀ノ川の河岸段丘分け合って柿と蜜柑の畑広がる
13
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只野ハル
鴨川に並んで座るカップルに等間隔の法則のあり
10
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只野ハル
焼け跡に咲いたカンナの赤い花モンサンミシェルに平和を灯す
6
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