うたの一覧
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紀生
昼下がりドブの匂いで思い出すザリガニ釣りと酷い遊びと
1
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うみ
みずうみをゆく船があり真昼間のハンドル握る手は熱いまま
5
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うみ
対岸の真紅がくすむ観覧車琵琶湖大橋に夏の日は照る
5
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平 美盛
運命に 踊らされての 関白は 浪速の事も 夢のまた夢
5
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うみ
焼き栗の甘いけむりの駅前の石畳が濡れていたひかり
2
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平 美盛
運命を 切り開いてく 人生は 夢の途中で 幻となる
6
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平 美盛
運命に 弄ばれて 気がつけば いつの間にやら 天下統一
5
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若楓
恋ならぬ親とも兄とも慕い来て奥さん子供にちょっと焼もち
5
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若楓
真夜中に国道疾走やんちゃして君の前では大和撫子
11
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若楓
アリナミンビタミン12とビタミンC内科で貰う不老不死薬
2
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若楓
ほろほろと黙って泣けば車だねと限りなく優しい上司
6
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れん
辛いのは駄目なんだよと照れるから私が作る甘口カレー
4
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若楓
どんくさいなんて再び言わせない低炭水化物ダイエットする
4
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彷徨子
咲きたるは炎の菊花誰も居ぬ橋の柵越しに空を掠めつ
5
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みなみぐち
幸せに甘んじぬようこの部屋にペパーミントを満たして眠る
4
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雪割草
朝起きて時計を見れば六時半目を閉ぢ開ければタイムスリップ
5
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彷徨子
独り夜に訪ひてくれしを喜ばず打つを嘆くやごきぶりの君
3
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みなみぐち
流れ星、花火、夕立 わたしって待ってる顎がいちばん好きだ
5
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加祢
玉砂利の千代に沁むをと花が影流るみづはし結ぶゆらの音
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みなみぐち
「わからないように消えたい」とか言ってそういう氷みたいなことを
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