うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
沙羅
秋風が昨日の涙にさりげなくクルクルキラリ螺旋を描く
9
もっと見る
-
詠み人知らず
池の面にうつる満月ゆらめいて光を返して木の根をてらす
24
もっと見る
-
沙羅
赤アザミ記憶のなかのざらついた苦悩に満ちた楽園に咲く
19
もっと見る
-
只野ハル
詠わないただの人に戻ってみれば独り言また心に積もる
9
もっと見る
-
只野ハル
折れたでも萎えたでも飽きたでもないと独り言をしていました
7
もっと見る
-
山桃
風月のうつろひはやき秋の色とどむすべなみこと葉ぞ散りぬる
11
もっと見る
-
透
逢いたいと口に出来ずにぐるぐると連休明けに乗る環状線
12
もっと見る
-
詠み人知らず
あなたとは手紙を書いて送りあうような気持ちで話がしたい
5
もっと見る
-
詠み人知らず
幾種かの古代米育てし老人の涙が光るいねかりの日に
14
もっと見る
-
半格斎
秋の陽はいつともなしに柔らかく樺の木のもと陰もいとほし
24
もっと見る
-
半格斎
風にゆれ飼料の黍はたち枯れて靜かに待つは取り入れのとき
14
もっと見る
-
きりあ
食べますかその一言を訊けること秋の豊饒折々にふれ
14
もっと見る
-
撫子
あの人とすれ違うだけで口角が上がり急いで咳でごまかす
12
もっと見る
-
恣翁
秋風は 池塘を渡り 波立てて 燧ケ岳の 雲のみ映す
29
もっと見る
-
恣翁
牛首の 山を背にした 白樺に 微かに響く 熊除けの鈴
26
もっと見る
-
水中あやめ
蜻蛉の日記を開きて世の中は昔も今も物思ひかな
13
もっと見る
-
水中あやめ
蝶々はさなぎ桜はつぼみなり囚はれの身は春に憧る
9
もっと見る
-
恣翁
雲間より 洩れる光に 照らされし 至仏が山に 続く木道
29
もっと見る
-
詠み人知らず
こほりみづ孤独にくもりし鏡かな石打ち割らば空も映えむか
11
もっと見る
-
詠み人知らず
いにしへの五弦の調べ弾指なる時にこもれる千歳おもほゆ
15
もっと見る
