うたの一覧
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聴雨
祭りの夜いく年ぶりか川の字で父母に添ふ寝息やさしき
6
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螢子
愛娘と焼く「タルト・オ・モンブラン」栗数多ティータイムにも秋は来にけり
12
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浅草大将
揺らぎつつなほ一筋の思ひこそ燃ゆる秋夜の閨のともし灯
11
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聴雨
栗の実を茹でてつぶして甘くして茶きん絞りをこしらふ佳き日
14
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只野ハル
秋待たず枯れたもみじの干からびた茶色の落ち葉雨に流れて
5
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聴雨
祭り終へまたしづかなる虫の音に時折過ぎる雪駄さびしき
9
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螢子
秋の夜に厨で一人吾子待ちぬ屋根打つ雨の音のにぎわい
12
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聴雨
米を研ぐ祈るようにと教え受け日々無心にてただひたすらに
7
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只野ハル
刈り終えた田圃の畦の彼岸花取り残されて雨に打たれて
5
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三沢左右
浮気ではないけど濁す言葉尻 ちょっとあの子が 可愛かったから
17
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恣翁
燃ゆる秋 ペルシャの青に 冴ゆる天 愁ひは何故に 秋心とや
24
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只野ハル
心が貧しいから貧乏くじばかり引き当てるのかなあボクは
3
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浅草大将
秋水のいよよ澄みゆくおとは川渡る夜風にきくの香もすれ
9
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只野ハル
たったこれだけで酔ったのか酔ったふりなのか独り芝居に一人で笑う
2
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三沢左右
星空をさいなむ月のくづほれて澄みわたりける中秋の夜
19
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桃太郎
靜寂の 深緑の息吹と 五十鈴川 玉砂利の音と せせらぎの風
7
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たんぽぽすずめ。
満腹のやぶ蚊が白いシャツに居てパチンと出来ぬ訳になってる
5
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たんぽぽすずめ。
純白の冬の二人の小説に挟む落ち葉を探す真夜中
13
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たんぽぽすずめ。
日々伸びるスカイツリーに僕たちも負けないように想い出作ろう
11
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只野ハル
つまらない日々だと思うのはくだらない生き方をしているからだ
3
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