うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さとうはな
君となら「１足す１」も無限なる ものがたり生む数式となる
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サセボ
ひとのわにうまく入つて行けぬのは心を開ゐてゐないからだろ
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さとうはな
薔薇の名を判りてのちは棘さへも やはらかき光 満ち溢れけり
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サセボ
もう二度と罹らじと思ひし我なれど沈みし今手を伸べるは病
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みやた〜
花街にときをわするることなかれ老いたるいぬを門につなぎて
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狭霧
絖をもてその名いただく猫柳 触るれば指に残る愛しさ
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狭霧
奥城は瀬戸を見下ろす丘の上君は眠りて風と語らう
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山本克夫
調理器具ねがっていたら明日には悲しみを粉砕するミキサー
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山本克夫
合わせ味噌の夜は静かに牡蠣鍋の隙間に愛をとけてゆきます
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山本克夫
もう手のひらの粉雪は消えると知ってひろげます手のひら
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山本克夫
街灯のあかりは夜のやさしさの俯くひとに教えていたの
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山本克夫
ワイパーの動きは少し忙しなく弾かれる雨も少し寂しい
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さとうはな
くりかえし「薔薇」といふ字の成り立ちを説く君、薔薇に触れもしないで
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狭霧
亡き人の数に入る日の身を思う暁の鴉の声きく折りは
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薫智
両腕を精一杯に広げてる生きる恵みを受け止めるため
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ケンイチ
わか草の蘇るごと風のなか誘われ往く果てなき地平
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狭霧
誰が袖のしがらみ越えて洩るものや夕べの雪の雨となるらむ
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狭霧
冬桜この寒空を健気にも散る白雪と競い咲くらむ
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きりあ
心から振り絞るものそれだけがほしいと思う今日この頃
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やねうらねこ
寒空に男五人を詰め込んだおしくらまんぢゆう駅を出でゆく
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