うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さくらこ
おいで蝉 ゆつくりまぶた閉ぢたなら泣いてばかりの夏さようなら
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ゆうくん
山道に 緑 化粧の 雨に濡れ 白粉花の 紅がさす森
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笑能子
日々の泡生まれ消えての繰り返しされども根っこはしっかり消えず
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ほたる
簡単に繋がるネットの渦の中本当のことがわからなくなる
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詠み人知らず
今更さ ブランド物の土産とか要らないからね 妻と一緒の
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柊子
聞いちゃえば楽にはなるが聞けないよあたしあなたの恋愛対象？
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ひとこそしらね
真夜中の金王坂の標識によからぬことを思う人あり
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透子
新しく変えたばかりの携帯に積み重ねてく君との記憶
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酒井景二朗
憂鬱に噛み付かれたら血を拭へ 使ひ古しの夢の端切れで
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酒井景二朗
この下繪そんなに惡くないぢやんと思ふ時こそ危ふかりけれ
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白川剛
埋もれ木の人知れずこそ歌詠まめ行き交ふ人のあればはづかし
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酒井景二朗
若き日の超能力の練習を上囘るこの窗の光よ
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酒井景二朗
青空を見上げ舌打ち繰り返す私も所詮自己愛の人
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酒井景二朗
情けない寢落ちの夜は月影を部屋に招いて愚癡ひとくさり
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あそびくも
目を伏せて頬赤らめてさつと閉づ手帳の中の若き歌詠み
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大獏
消えてゆく空の季節の足跡を波は浚ふか言の葉ゆらり
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夢想家
横たわる枯れ葉抱えた油蝉最早声なくこの世から脱皮
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只野ハル
雷鳴涼風警報の三条件を満たせどほんのお湿り
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只野ハル
土曜日の大衆床屋八時前父の散髪既に始まり
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河のほとり
涼風の誘ふ月の行く末は幾里人の袖に宿らむ
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