うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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悠々
留紅草去年（こぞ）にかはらぬ花の色あの地獄絵は夢まぼろしか
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せいか
時、流れ人も流れて川流れ わたしもいつかサラリ流れる
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みやこうまし
枯れ松葉芝生に流れ日のさせば光りて見せぬ風の足跡
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紫草
天高く夕焼け空の鱗雲 優しき帷夕餉の頃に
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くりくりまろん
「誠実」の無き世を厭い嘆きつつビリー・ジョエルの声は荒ぶる
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葵の助
葡萄酒を舐めたみたいな口紅がふと欲しくなる君の喉仏
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詠み人知らず
プロだなと思ったんです濁音と鼻濁音とを言い分けていて
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詠み人知らず
親戚にどちらがいいか聞かれてる我が強いのと蛾が強いのと
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詠み人知らず
ピーパッパッパラは本物聞けばたぶんみんな「あー」って言うと思うよ
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さる
血のごとく彼岸花の花わが庭に色あざやかに咲きにけるかも
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詠み人知らず
泣きながら宇宙と交信始めたら酔っぱらいだと思ってほしい
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詠み人知らず
５番目のマトリョーシカが体勢を崩したいってみんなどうする？
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せいか
生きるにも時あり死ぬにも時がある 出会いも別れも時の巡礼
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せいか
「妻が死にもう十年になりました」 笑みを浮かべた同年の人
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せいか
寝息ごと隆起しているその胸に刃物突き刺す月の夜の夢
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しまじま
部屋の隅 きょとんとこちら 窺わむ いかにすべきや むしにすべきや
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しまじま
高嶺には 縁なく見ずに 終わるとも 他生の世にや 摘む事あらむ
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しまじま
追うほどに さらなる美花に 出会いたり ひとつは散りて 匂い残せリ
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しまじま
井の中と 気付き蛙の あわてぶり アヒルの子より 身辛くなりぬ
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芳立
雨ごとに晴れては風のたつた姫はたに綾糸配りゆくらむ
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