うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
くりくりまろん
誰しもが死に給うこと避けざりし硬き岩すら砂になりたる
8
もっと見る
-
ほたる
棚のすみに忘れられたる香水の小瓶は夢の中にとどまる
15
もっと見る
-
聴雨
今しがた風に別れのにほひしてつうと心が冷たくなつた
11
もっと見る
-
ゆみうさ
良い人のまぶたをそっと縫い閉じてゆくようにして口づけをする
13
もっと見る
-
たんぽぽすずめ。
優しさを移して君が去り泣けど許すほか無き旅路を行かば
11
もっと見る
-
たんぽぽすずめ。
五人子を産みたる母へ閉じた目を開ければ明日の軽き風呂かな
5
もっと見る
-
薫智
距離感がわからなくなるだんだんとくすぐったくてどうしたらいい
12
もっと見る
-
薫智
僕たちはあいまいだけど気のせいじゃない距離にいる近づいていた
5
もっと見る
-
たんぽぽすずめ。
ころころとお湯の転がる母の背の白さへ帰る如く生きたし
24
もっと見る
-
薫智
「ありがとう」その一言でとけていくほどけるように笑みがこぼれて
8
もっと見る
-
ゆべし
テールランプは血走っている。革ジャンの背に触れたい指は風に叩きつけられ
1
もっと見る
-
みやこうまし
御所の秋そらの青さの透き通り建礼門が大きく見えぬ
14
もっと見る
-
薫智
これからはどんな未来を描こうか一つになって君と二人で
6
もっと見る
-
ゆべし
どぶ川の面（おもて）を撫でる聖母の御手草枕する我に祈りを
5
もっと見る
-
ゆべし
境界のブロックをゆく肩越しを車が過ぎて圧されて揺れて
3
もっと見る
-
ゆべし
青白い夜を踏みわけいつからか銀の鱗でエラ呼吸して
3
もっと見る
-
薫智
堕ちてゆく星を眺めるだけでした何もできないことを知りつつ
6
もっと見る
-
ゆべし
青白い少女の額に広がった砂漠を進む 柔らかの月
4
もっと見る
-
光源氏
闇の夜の別れに流す涙をば雨のごとしと人は言ふらむ
14
もっと見る
-
光源氏
暮れてゆく能登のみなとに見隱れてただ泣きしづむ時のうつろひ
7
もっと見る
