うたの一覧
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詠み人知らず
つのさはふ 磐餘池は田となりて 大津皇子の歌碑ぞ哀しき
3
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詠み人知らず
この身をば 棄ちてし成さむ君がため 躊躇ふことの如何でありしか
3
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しきしま
降る雪を花と見紛へ百鳥の散るを惜しみて千々に鳴くかな
9
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詠み人知らず
枝炭のはぜりて熾る走り火の にはか蛍となりて昇らゆ
4
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詠み人知らず
東雲の 空のかすみて久方の 天の原にはあえかなる月
8
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トウジさん
二億円!ガーシー六年勤めたら居眠りはたく議員報酬
4
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つばす
着ぶくれた身動き取れぬ満員の マスク面並ぶ無言列車
2
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うすべに
はくさいの幅をきかせるかたすみにささやかな春 雪国おもう
10
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滝川昌之
動き出せ春に浮力があるのならスタートラインは何度でも来る
17
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中野洋三
清濁の川の岸辺で禊ぎして ただ泳ぎ切れ彼岸へ向けて
5
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中野洋三
人助け苦しい自己が救われる 神の仕組んだパラドックスか
3
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らくだより
飛び出したい どんどん膨らむ胸騒ぎ 雪の下にはフキノトウがいる
9
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ななかまど
感染者ピーク過ぎたか下がれども悩みの尽きぬ医療従事者
12
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へし切
朝からの雪は霙に そして雨 積もらず解けて 明日は晴れ間に
14
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みな☆じん
ぐいぐいと油絵具を盛り上げてきみが故郷に積もらせる雪
9
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詠み人知らず
夜の雪 見ずして 梅か桜かと 急く心には 花は匂わず
6
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広葉樹
沈黙の迷路に座り込む輩 言葉の径を歩み歩きて
8
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明日歌
もの云わぬ柱にそっと寄りかかり「嘘だったの?」と問う雪の朝
9
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夕夏
かいぜんのけいひねあげでしょうひしゃにおしつけそのごねさげはしない
3
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こるちぞう
雪投げて積んで重かろ蹈んづけていぢめては待つ春の彩
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