カテゴリー: 自然

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詠み人:

三沢左右 (男性)

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今宵の月ぞ雲ににじみて、泣ける風情と眺めらる。
細り消え行く身を思ふらむ。

十五夜にわづかに足らぬ今宵の月も、されど円くて明るき月なりき。

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平成二十二年七月二十五日
涼やかの宵を纏へる望月は など薄雲の袖を濡らしつる