カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

御宿川蝉 (男性)

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最初に雛罌粟の群生を見たのは、所用で訪れた、まだソ連支配下のポーランド・ワルシャワ郊外の広大な麦畑の中でした。与謝野晶子「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す・・・」を思い出したものです。

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令和三年五月一日
虞美人の逝きて残せし雛罌粟の  火の色揺れぬ 菖蒲の風に