カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

八重柏誉一

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この国はやがて焦土となるだろう。この戦が子らの豊かさに繋がる保証はない。金属の鐘は戦時供給であらかた供出したので、頻繁に鳴らす訳にもいかないが、子は急には大人にならないのでこうして鐘を鳴らし祈るだけだ

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令和二年七月十八日
ゆくすゑの焦土に響く吾が子らの とみにもならでつきしかねの音