カテゴリー: 恋愛

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詠み人:

Kantの娘

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台風は行っても掃いたような絹雲を仰いでいますと、源氏物語の柏木のようには思いは残らないで消えてしますのでしょうかと、哀しい気持ちになります。

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平成二十一年十月八日
天つ風絶えぬ思いの掃き後に 消えやしまなし柏木の事