カテゴリー: 自然

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詠み人:

大上 (男性)

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日に日に満へと進む月。瞼越しでも太陽の光が眩しいように、霧が途切れた時の月も眼を開ける迄もなく明瞭である。

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平成二十九年十月二日
眼を閉ぢて月の深まる朧夜を 霧の隋に降り仰ぎ觀る