カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

みなま (女性)

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思い出は消せない
封印出来ない
手の内の燭のように
指の間から漏れ
指の血管をすかして溢れ出す

すすんださきは冬だ

春に至るのか?

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平成二十五年九月二十六日
秋深し日々甦る思い出は あしに絡まり歩みをとどむる