カテゴリー: 自然

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詠み人:

恣翁 (男性)

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 少年時代を過ごした愛知県では、まだ農家で蚕を飼っていたせいか、桑畑がいっぱいありました。晩春といえば、私にとっては、熟し始めた桑の実の甘酸っぱい味と雑木林の芽吹きが記憶に残っています。

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平成二十四年五月十日
桑の枝を潜りし先に 雲雀鳴き  雑木林は 木の芽煙りき