カテゴリー: 挽歌

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詠み人:

悠々 (男性)

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斉斉哈爾を後に哈爾浜の港へさらに死の逃避行は続く。徒歩で或いは現地人のダーチョ(馬車)を雇い、母は兄と私を背中と胸に振り分け、父は食料確保のためにときにはつかず離れずの旅を続けたという。

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平成二十四年一月三十一日
このいのち母に運ばれ哈爾濱の 港へ一歩 祖國へ一歩