凌霄花さん
のうた一覧
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鈍色に霞む伯耆富士のふところに急ぎ秋風冬引き寄せる
令和五年十一月十二日
14
なだらかにつづく中国山地の中にひ...
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ややこしやひとの心で絡む糸もどかざるとも日にちが薬
令和五年十一月十一日
14
人の内なる絡みの糸は、他人がごき...
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なんとなく違和感覚えた隣人の踵返えしの残像今も
令和五年十一月十日
11
会えば挨拶程度一言ふたこと話をす...
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見渡せば錦濃淡広ごれる吉備の平野は秋急ぎ足
令和五年十一月六日
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豊かな土壌が五穀豊穣の穣子もたら...
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体脂肪と内臓脂肪がコラボして入り日にふんわり我が影映す
令和五年十一月三日
13
芸術の秋 読書の秋 そして食...
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霜月の紫だちたる稜線をそそと彩る紅葉いじらし
令和五年十一月一日
14
米子道行けば伯耆富士の見えてくる...
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断捨離とはかくも難しきものなりや捨てる勇気と捨てざる覚悟
令和五年十月三十一日
13
断捨離の手始めに亡母丹精の和服を...
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七転び八起きのガッツもう消えた頼りは自慢の鈍感力かな
令和五年十月二十九日
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かつて「鈍感力」と言う本が出た。...
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老いの身に鞭ふるいして半刻も歩めば痛み訴える脚
令和五年十月二十七日
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病の後遺症が脚を攻撃してきて早十...
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幾千年超えて吉備路を見守りぬ塔に秋風優しくわたる
令和五年十月二十三日
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吉備路を語るあれこれを差し置き一...
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秋ひなたいや増す猫の可愛さよぐうんと伸びしてあわと大あくび
令和五年十月二十二日
13
目を細め陽だまりに陣取りのんびり...
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鬼ノ城を正面に見据えて鎌もたげ雄々しく挑む蟷螂の秋
令和五年十月十九日
15
半生にして私は二度と蟷螂の勇姿を...
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淡墨の雲垂れ込めて時雨きて老いの身に少し煩う寒さかな
令和五年十月十四日
13
秋の風情もどこへやら…日々に老い...
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うつうつの脳に与えし妙薬は古地図ひろげて鬼平散歩
令和五年十月十三日
18
脳のご機嫌斜めの妙薬は…お江戸の...
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不自由が日に日に増えてく老いなれど何のこれしきドンマイドンマイ
令和五年十月十一日
12
負けず嫌いか? はたまた鈍感力...
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失言を捏ねくり回して意地を張る保身一途の小者政治屋
令和五年十月十日
11
我欲のためでなく、国家国民守るた...
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古代人の夕餉賑わす柴栗のぽぽぽんと落ちて吉備路秋風
令和五年十月九日
12
拙宅の近くの遊歩道沿いには、柴栗...
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あかね雲やさしく流れる夕景にかくありたしと老いの身かさねる
令和五年十月八日
15
吉備路の夕景は実にやさしいのです...
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ドクダミの足湯試せと散歩人の言う急ぎ摘む手に露こぼれ落つ
令和五年十月七日
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猛暑日続いたこの夏の猛夏に堪えた...
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チャイム鳴り返事返せどなかなかにドアまでが遠い老いの留守番
令和五年十月六日
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来客の多い日は…さすがに疲れます...
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