ひげじぃさん
のうた一覧
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剥ぎとうて届かぬ背中の湿布薬 早よ降り来よと天を仰げり
令和四年二月七日
7
こんな些細なことだからこそ、配偶...
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大寒の夜具の足先凝りいて母の挟みし足指を思う
令和四年一月二十日
10
幼き冬の夜、寒さにぐずるわたしの...
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吾の顔も忘れし母の手をとりて父の声色まねる枕辺
令和四年一月十九日
16
母も今年で九十六歳。 かくしゃ...
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つわぶきを剥きつまどろむ縁側の真黒き指の母の夢みゆ
令和四年一月十七日
11
施設の母は、もうわたしの顔も忘れ...
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北国の霜夜に裂くる立木あり 羽毛袢纏老母に送りき
令和三年十二月二十八日
16
寒さ極まるこの季節、北の国では樹...
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湯たんぽの湯をそそぎつつ息止めり 老母の視線背に受けつつも
令和三年十二月二十一日
14
子どものころ、湯たんぽに湯を注ぐ...
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拙作の載りし新紙を切り取りて己が画帳に亡父貼れりき
令和三年十二月二日
9
父の遺品の中に、ぼくの作品が載っ...
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やり直す気力は共になけれども同士となりき元夫婦なり
令和三年十一月十五日
10
そりゃあ憎み憎まれたこともあった...
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一部とて面会解除の報受けし施設の老母の笑みはこぼるる
令和三年十月九日
7
感染者数の減少に、施設から面会解...
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遠からず別離は来しと悟りしか母の微笑み聖母の如く
令和三年十月八日
8
施設での面会もままならず、職員の...
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廃屋の柱の疵は歳ごとの遥な聞こえむにぎやかき声
令和三年十月八日
6
朽ちかけそうな廃屋に佇み、幾筋も...
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光照る濃き紫の茄子紺の 亡父の好みに味付けをせり
令和三年十月五日
10
父亡きあと、たまの帰郷時に出され...
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積日の労苦を分かちし秋の夜は静謐な膳ふたり向かいて
令和三年十月一日
12
盆暮に共に飲むのが楽しみでしたが...
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爆ぜかえる手持ち花火にぬばたまの深き闇夜にタロウは吠ゆる
令和三年九月九日
5
こいつには見てはいけないものがき...
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夕光に父と垂らしし釣り糸を脈絡もなく思い出しおり
令和三年八月三十一日
6
おやじが亡くなってもう何年も経つ...
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