坩堝のお気に入りの歌一覧
朝比奈
満ち足れば欠けゆくのみが理と月の姿も既に変われり
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詠み人知らず
秋風に 草木は揺れて 髪ながれ 澄ゆく意気に 山は微笑む
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うすべに
秋の雨 こぼれた萩の紫に 夜を待つのか憩うこおろぎ
10
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詠み人知らず
結び詩の 褒めれ暮らせど 籠の鳥 月は拝めど 心は何処へ
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御宿川蝉
雲間より 朝日の照らす 山端に 十六夜の月 淡く殘れり
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横井 信
満月の夜を濡らした雨の跡 きらめく道は朝の青空
14
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きくゑ
目眩く呼び名たくさん持つ月は百面相に疲れて眠る
6
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橘
三宝に盛りし団子の白々と月明り受け荘厳に見ゆ
13
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ひげじぃ
望月を離れて雲の切なさやふたつひとつの名月なるを
10
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シダ
電照の絶えたる夜のあはひより青き火として菊のひらきつ
6
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河のほとり
深山路をわれは行けども飛ぶ鳥は軽き羽もて空を行くかな
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へし切
名にし負ふ この望月の麗しき 心に見へし君が影かも
17
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御宿川蝉
海原に 月影映し 昇り來る 月の砂漠の 秋の明月
8
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桃山
雲のきわ月の光に照り映えて飽くまで仰ぐ満月の夜
14
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横井 信
秋の蝶 二匹そろって稲刈りの進む棚田の穏やかな風
13
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恣翁
夕陽は茜の沓を履きて逃げ 代りし月ぞ 金の粉を吐く
19
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ながさき
名月の 清かなひかり やはらかに 慈悲の情けで 野山をつつむ
17
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朝比奈
秋の野に木の実採らむと訪れて萱の伏屋に一夜寝にける
13
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葛城
吹き惑う風に身を揉む土手柳撓いてひたに過ぎさるを待つ
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名鈴
朝朗け 野分の風も 吹き過ぎぬ 事無かるごと 秋の虫鳴く
15
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