弥栄成就のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
今日はまた今日で終はれば夕映へのコントラストで日のエピローグ
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青き銀椀
トン、スー、トン、運筆のごと歌成らばスッとするかな句を渡る風
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舞
おちこちに揺れる木洩れ日ひと時の墓地とさだめん古きベンチを
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青き銀椀
をのこともをみなともつかぬ春信の浮世絵を模写しつる夜哉
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青き銀椀
銀色の声音涼しき夜半の虫遠く耳鳴りのごとく聞かしも
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横井 信
草むらの虫の音色を数えてる行くあてもなくただよう夜風
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樟明子
亡き人の誕生日を迎へた日歳重ねるか迷ひ數へる
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トウジさん
掻き続く熱さに負けず猛る音は 蟋蟀の声ここに居るぞと
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青き銀椀
虫の声 晩夏殘せし夕晩の半月までを語るごとしも
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横井 信
ひさびさに袖を通したスーツから思い出してくいつものリズム
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KEN
くれなゐの 千入に変へぬ 百日紅 夏惜しみ降る 蝉の時雨を
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KEN
蝉しぐれ 降れど降れども さるすべり 心の内の 焔の如し
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青き銀椀
ありあけの前に目覚むるゆめの無きところへ落つるべきか朝や
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名鈴
暑気あたり 塩辛き肴と 汁粥を 緩緩と召せ 肝も疲るらむ
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舞
なにと無く妻の名を呼び律義にも「はい」と応える穏やかな夜
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恣翁
白妙のシャツの袖さへ 青まする木蔭に 紫煙吹かしたりけり
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トウジさん
こら小僧 メートル跳んで ガタつくな 体力落ちしか 老頭児の膝
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ななかまど
熱風にかそけく揺れる秋桜を秋のまなこが柔らかに見る
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みをつくし
カップ酒四五本持ちて訪ぬ同僚 目が据わり出しあな恐ろしや
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樟明子
自轉車で美味しいパン屋に行く道は爽やかな風秋色に染む
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