露草のお気に入りの歌一覧
ななかまど
実は熟れて倒れし稲を起こすとき日の恵みなき細き茎見ゆ
13
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みをつくし
散歩道 ひと月餘り顏みせぬ あの老犬は健やかなりや
20
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名鈴
花散れど 結びし実には なほ多き 種ぞ控えて 汝を慰めむ
13
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ななかまど
秋ふかみ夜の冷気に冴える空幾光年のひかり届くや
14
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滝川昌之
逃げ水のごときに見えて安らぎはたどり着いてる事を告げない
24
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KEN
朱の絲が 亂れ絡まり 曼珠沙華 哀しく狂ふ 寒き雨の夜
13
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里香
病み上がり 寒さのつらくこたえしが 母のおかゆのいたく沁みいりぬ
29
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紹益
北に人 南に島を 奪われて 何にもしない 美しき国
9
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青緒
諦めの鋏を右手に 膨らんだ恋の蕾の前で立ち尽くす
12
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うすべに
水に落ち命のかぎりほの光る 流れ蛍の色のいとしさ
11
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ななかまど
遠きほど白を極めるワタスゲを自在にゆする峰の清風
12
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滝川昌之
主婦たちの簡素な昼餉 絶えぬ家事 巣篭りで見た新たな感謝
14
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ながさき
自己のみの 幸福などは ありえない 社会を救う 利他の精神
10
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うすべに
春過ぎた運動場のうすみどり 長い不在を静かに語る
9
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紫苑
ガザの地に響く銃音 兵士らに雛芥子の捧ぐ祈り届かず
7
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名鈴
夢醒めて 月影の君の おもざしは 年積もらずに 若き日のまま
9
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滝川昌之
ハッシュタグ付けて寄せ合う世論なら弱き筆とて剣と成り得る
15
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ななかまど
人つくる田の水鏡ひろがりて青かぎりなく写すこの星
11
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普徳亭大崇
知らぬ間に 運び手になる 恐ろしさ 病もしかり デマまたしかり
7
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
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