千野鶴子のお気に入りの歌一覧
時計台
京料理 地酒二本に菓子玉露 米漬物で送無一万
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桃山
詠いたい歌を詠えぬもどかしさ投げ捨てて消えてしまいたくなる
10
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橘
遠山に白く影さす雪脚はまだ気紛れに足踏みをする
12
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只野ハル
その月を君が見上げるその月を僕も見上げる君のようだと
8
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名鈴
檀家さへ 集はぬ夏の 村の寺 静けき蓮池 鯉らの浄土
18
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名鈴
地震の疵 まだ癒えぬだに 大水の 襲ひて涙 乾く間もなし
19
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名鈴
暴れ梅雨 根付きし稲も 蛍らも 水屑となりて みな泥土の下
14
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只野ハル
出不精の一人暮らしに変わりなくステイホームと言われた後も
8
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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只野ハル
想像の失恋詠うまだ恋を知らない君を見つめていたい
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さえね
空の色は昨日と何も変わらねど生徒のいない三月が来る
13
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只野ハル
まどろみの約束交わす明け方の少女どうしの夢の続きの
5
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KEN
袈裟懸けに 深く冷たく 影を切れ しぐれの研ぎし 月のやいばよ
13
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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秋日好
マフラーが落ちないように巻きつける母の手を今思い出している
15
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恣翁
散髪の鋏の音に 行く春を慕ひて聞けり 寒の緩ぶを
14
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横井 信
新しい靴で踏み出す一歩めは朝陽の中で鳥と語らう
16
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葱りんと
内側は言葉が踊って饒舌だ 人前にして一語も漏れ出ず
12
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へし切
この秋の野分に惑ひし桜木は紅葉をよそに枯れ葉となりぬ
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ゐわむら
好きだった好きだった好きだった好きだった好きだった 好きです
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